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■高校生の集団授業の特色

高1、高2

英語、数学の2教科にしぼって授業を行います。理系志望者には高2からの物理、化学の授業もあります。
大学入試は、教科書の内容と難関大入試のレベルの差を考慮して、早い時期からの受験準備が求められます。そのためには、高校1年、2年の時期から教科書を 超えた発展的学習方法を身につけていかなければなりません。

高3
英語、数学、国語(古典、漢文)に加えて物理、化学の授業を行います。
無理や無駄のないカリキュラムで受験に問われる学力や思考力を養成して東大、京大、東工大等の難関国立大学や早稲田、慶応の有名私立大学合格を目指しま す。とくに理系に強く、医歯薬系にも万全の指導体制を準備し、数学受験の難関文系大学にも対応します。

■通年授業

学年

教科

時間

高校1年

英語

90分×2/週

数学

90分×2/週

高校2年

英語

90分×2/週

数学

90分×2/週

高校3年

英文解釈

120分×1/週

英文法

120分×1/週

理文共通数学A

240分×1/週

理文共通数学B

180分×1/週

数学III C

180分×1/週

化学

180分×1/週

生物

180分×1/週

物理

180分×1/週

■時間割

     お問い合わせ下さい

■個人指導(1:1、1:2)

私立校などで学校の授業範囲が著しく進んでいる生徒や、集団についていけない生徒に対し、個人指導をおすすめすることがあります。 生徒と講師が相談してスケジュールを決められるので、受講しやすくなっています。
詳細はお問合せください。


 


 

──今年3月に、文科省の大学入試改革の最終答申が発表されて【註*】、いよいよ4年後の2020年度(2021年1月実施)から始まる「新テスト」の概要が少しずつ見えてきました。とくに英語では、英検やTOEFLなどの外部テストも検討されて、「聞く」「話す」力が大きく問われる大変革になるそうですが。
桑原●これはいまの中学2年生から対象になるんですけど、実施の仕方についてはまだ不透明なところがあります。
──桑原先生はふだんから、「英語を単なる受験科目としてとらえるな、『聞く』『話す』力をつけよ」ということをずっとうったえていらっしゃいましたね。
桑原●英語って、まず「言葉」ですからね。日常の言葉って「聞いて、話す」ことでしょう?「受験英語」というとどうしても合格から逆算した学習になってしまうんだけれど、それは受験前の1年間でいいと思います。

──2年生では?
安田●いろんな意味で慣れてきて、例外なく手抜きになります。でも塾に来るからには「やんなきゃだめだな」という意識を持ってるはずだし、じゅうぶん間に合うと思ってますよ。

──具体的にはどのように接するんですか。
安田●塾の時間内でなるべく学習を完結させるよう、また授業内容が濃くなっていく学年なので、取りこぼしがないように気をつけてます。

【*註】文部科学省は高校教育と大学教育の円滑な接続をめざし、現在のセンター試験にかわる「高等学校基礎学力テスト」「大学入学希望者学力評価テスト」の創設を議論・検討してきました。英語では、「聞く」「話す」「読む」「書く」の四技能を測る指針が示され、2020年度からTOEIC等の民間試験を活用した重層的・複合的な学力の把握を目指した新テストの実施がすでに決まっています。

 

□小学校で「英語嫌い」に?

 

──中学生にはどのような指導を?
桑原●たとえば、中学1年生に対してはまず、自分から声を出す習慣をつけさせます。これは3年生になっても基本は同じ、くり返しの練習です。
──いまは小学校から英語の授業があるので慣れているのでは?
桑原●小学校では教科書がないし、先生によって力の入れ方も違うから、まちまちなんですよ。
──中学入学時の発音はどうなんですか。
桑原●あまりよくないですね。でもいちばん困るのは、すでに「英語嫌い」になって中学に入ってくる子がいることです。
──それは解消できるんですか。
桑原●ええ、いまの中学校は、専門的な教育を受けた先生がどんどん現場に入ってきて、楽しい授業、話す授業が多くなってきていますし、発音もだいぶ良くなっているようですから。とにかく中1の段階で、教科書の音読を習慣づけるような学習のベースを作っておけば、あとは自然に自分で勉強できるようになっていきます。


□教科書を大事にすること

 

桑原●ところが問題は高校。とくに中高一貫校で、中学一年のころからずっと英語力がないまま、発音もできないままほったらかしにされた生徒がけっこういるんです。
──なぜ中高一貫校に?
桑原●つまり高校入試があれば、それがむりやりにでもリスニングであれ、ペーパーテストであれ勉強する機会になるんですけど、中高一貫校だとそこがゼロのまま高校生になってしまうケースが本当に多くて。
──しかし塾でもそれをカバーするのは難しいのでは?
桑原●たしかに週1、2回の授業ではつらいし、高校生の場合はリスニング力もつかないままなかなか治らないですね。でもそれを身につけてきてくれないなら、こっちでやるしかない。
──どのように指導を?
桑原●教科書を何度も音読する、できればCDなどを活用するように言ってます。本当はスマホとかパソコンとかでニュースや音楽、映像を通して生の英語にふれる機会はいくらでもあるんだけど、なかなか興味を持ってくれないですね。
──教科書で足りますか。
桑原●日常生活に必要な英語表現って、じつは中学の教科書ていどで十分じゃないですか。それが身にしみついているかどうかが問題で。あとは語彙(ごい)力次第なんだけど、語彙力がある生徒って、学校の授業をまじめにこなしてる生徒なんですよね。語彙力があるというより、「語彙が残ってる」と言った方が正しいかもしれない。
 いま大学入試は「大きな流れが読めているかがどうか」をみる傾向に変わってきていて、上位の大学ではあまり文法問題も出ない。すると英語の分析力を高めるには語彙力が大事になってくるんですけど、それは高校の教科書の単語さえ覚えていればかなり間に合っているはずなんですよ。


□英語はスポーツといっしょ

 

──桑原先生ご自身は英語は昔から好きだったんですか?
桑原●いちばんきらいな科目でした(笑)
──海外を放浪した珍しい経験がおありだとか。すると言葉はどうしたんですか?
桑原●もう二十数年前ですけど、中南米に3年近く行ったんですが、最初はスペイン語もぜんぜんわからないまま。でもグァテマラの語学学校で単純なパターン練習をくり返していたら、2ヶ月くらいで日常生活には間に合うなという感覚ができて。
──それまでの英語学習でその感覚はなかった?
桑原●「日本語で考えたことを英語に置きかえる」感覚しかなかったんでしょうね。その時はじめて「語学って単に毎日続けることなんだな」と実感しましたね。スポーツとか音楽とかと同じなんですね。英語の苦手な生徒ほど、できるだけ短期間で、集中的に勉強したいと考えるフシがあるんです。でもスポーツとか音楽ってそれでは上達しませんよね。だから、発音も語彙も、教科書に沿って毎日少しずつくりかえし練習する、ということが大事なんです。そうすればあとは自分一人でも勉強できるようになりますから。